鍼灸でむち打ちが改善！？

鍼灸でむち打ちが改善！？　むち打ちと鍼灸の関係について

1.  むち打ち症とは

むち打ち症が、どのような症状なのかについて、まずは簡単に説明しましょう。むち打ち症とは、交通事故の被害にあった方が、首に不自然な負荷がかかり、その結果として首が捻挫してしまう症状のことをさします。

むち打ちは首がむちのようにしなって動くところから、このような名前がつくようになりました。

 

むち打ちの症状

むち打ちの症状は、交通事故直後にはあまり現れません。そのためむち打ち症になっていても、事故後すぐはそのことに気づかず、現場を後にすることがあります。そして、数日経過した時に首を動かすと痛みを感じるようになり、むち打ち症であることに気づきます。むち打ちの症状としては、首の痛みが主な症状ですが、次のような症状も体に現れます。

 

• 手足のしびれ
• 吐き気、めまい
• けだるさ

 

骨折などとは違い、直接的に動けないという症状はないものの、吐き気や手足のしびれが起きるので、日常生活に支障をきたすことがあります。

 

日によって症状が左右される

むち打ちの厄介な症状は、手足のしびれだけではありません。むち打ちの症状は天候や気温に大きく影響されるので、日によって症状が軽い日もあれば、重くて辛い日もあります。そのため、むち打ちの症状に悩まされている方は、日々自分の体調変化にストレスを感じ、別の病気を発症する可能性もあります。

 

むち打ちになったらどうする

むち打ちになった場合、すぐに鍼灸院に通って治療を受けるという方法はあまりおすすめすることができません。一度必ず病院で精密検査をしてもらうようにしましょう。吐き気や手足のしびれは、別の原因から発生している場合があります。

そのため、交通事故に遭遇し体調に変化が現れた場合は、一度病院で精密検査を受けて、その後に「むち打ち症」と医者に判断されたら、鍼灸院に通院するようにしてください。

 

2.  むち打ち症と鍼灸の関係

なぜむち打ち症に鍼灸治療が良いと言われているのでしょうか。それは、むち打ち症が大まかに見ると、筋肉に大きく関係しているためです。むち打ち症の場合、首の筋肉が緊張状態に陥り、手足のしびれなどを引き起こしています。

そのため、首周辺の緊張状態を解除しなければなりません。この時通常のもみほぐしや整体で筋肉を少しずつ解除することも可能ですが、このアプローチの治療を行うとかなりの時間を要することになります。

そこで最短で治療を行い、なおかつ筋肉を正常に回復させる方法として、鍼灸治療があります。鍼灸なら深層部の筋肉に直接アプローチすることが可能です。そのため緊張状態を引き起こしている筋肉に直接働きかけることで、正常な働きを取り戻し、筋肉の回復を促すといったことを可能にします。

もちろん、治療を受ければ完全に回復するという保証はできませんが、むち打ち症でなかなか症状が改善しない方には効果がある可能性があるので、一度治療を検討してみると良いでしょう。

 

3.  むち打ち症の治療は保険適用？

むち打ち症の治療では、保険が適用されるのでしょうか。結論からいえば、交通事故の治療費の保険は適用になります。ただし、治療する鍼灸院によっては保険対象外ということも考えられるので、必ず保険適用かどうかを確認して通院するようにしてください。

また、この時気をつけることがあります。初めて来院する際には、いつから、何が原因で、どのように痛むのかを主張しましょう。交通事故後に発症した痛みということであれば、保険を適用しての治療が受けられるので、必ず詳細を伝えてください。

また、整形外科で治療を受けている方は、保険適用が利用できなくなります。整形外科と鍼灸院双方での保険適用は対象外となるため、必ず利用する際はどちらかを選んで利用する必要があることを覚えておきましょう。

 

4.  往診可能な鍼灸院

治療を受けるとなったら、定期的に通う必要があります。定期的に通わなければ鍼灸治療で改善しかけていた体の回復が遅れてしまう可能性があるので、無理なく継続的に通える、往診可能な鍼灸院を選ぶようにしましょう。

継続的に通うことで、料金はかかってしまうものの、症状を大きく緩和することができるので、おすすめです。

 

5.  まとめ

交通事故後のむち打ちに悩まされて仕方ないという方は、一度鍼灸院に通い、体の状態を見てもらいアドバイスを受けることをおすすめします。

『 しみず鍼灸院レジリエンス 』では、交通事故後のむち打ちで悩まれている方が安心して治療を受けることができるよう、万全な体制でみなさまをお迎えしています。むち打ちの痛みで悩まれている方は、一度当院に相談してみてください。